YouTubeで、2020年よりクオリティの高いオリジナル曲を発信しているマエストロTackyのリリース曲の紹介(Self liner note)ページです。
第1期(第1~10番)のオリジナル曲
第1番 「冬の飛行機雲(歌詞入り)」
YouTubeチャンネルへのデビュー作品。
作品を作るきっかけは、映画「Bohemian Rhapsody」。曲というよりも映画の中でメンバーがいろいろ工夫しながら楽しげに曲作りをしている姿に魅了されて。
何度も曲にアレンジを加えながら作った作品。特にピアノの伴奏については細かく区分けして打ち込んでいる。ミディアムバラードで少し距離を感じている恋人を想うストーリー。
当時はまだ動画を作れるノウハウを持っていなかったこともあり、PVは百十番氏に依頼して地元の狛江市で撮影編集してもらっている。
第2番 「最後の恋はサイコな恋(歌詞入り)」
曲を作るときに、一番多いのが鼻歌作曲。この曲はその最たるもので全曲鼻歌で作ったものを録音しておいて、iPadに打ち込んだ。
歌詞もほぼ最初から変わっていない。ショートドラマの猟奇的な彼女の話をTVで観て、作風は思いついた。のちに2021年版としてリメイク版を作っている。PVの技術力が向上したので刷新しているが、曲そのもののアレンジはほとんど変わっていない。
第3番 「旅の空より君を想う」
浜名湖の舘山寺温泉に行った時に、イメージソングとして作成。ピアノ(もちろんiPad画面)で作曲。
曲が唱歌のようなメロディなので、歌詞もちょっと古臭い歌詞を付けた。もっと日本的な楽器を入れたアレンジを考えていたが当時の技術では無理だと断念。PVは百人一首の読み札に歌詞が表示されるという特殊な作り。チャンスがあれば、全くアレンジを変えて作り直したい一曲。
第4番 「あたしが雨を好きなワケ」
少女漫画に出てくるようなシチュエーションを題材にした曲を「ラブコメソング」と自分で呼んでいる。その第1弾になる曲。
先に詩ができて曲をつけていくパターンになる。聴いてわかるが、さだまさし先生の「雨宿り」みたいな曲を作ってみようと思っての実験曲。出来栄えはともかく、作っていて楽しかった。
第5番 「キミのピアノが春を奏でる」
曲や詞を作るときには、先にシチュエーションを設定することにしている。
その世界観を中心に置いて、創作活動をするとぶれない。その意味で上手くいったのがこの曲。「早春の春を待つ気持ちに少年の恋心を重ねる」ピアノの鍵盤音がうまく表現できている。一気に製作でき、完成まで時間がかからなかったのを記憶している。百十番氏がキャッチに「最高傑作」と入れてくれているのはちょっと気恥ずかしい。
第6番 「君の正義を振りかざせ」
先にタイトルフレーズができた。どんな曲にするかはその段階では未定で思うままに詩を書いた。
歌詞は完成作品の3倍近い分量。そこから削りながら歌詞を整えていった。この作業はそんなに珍しい作業ではなく、小説家の推敲という作業。違うのは、できた曲との語呂合わせという条件が加わること。
その意味では、サビにタイトルフレーズがピタリと収まり、満足している。曲のエンディングがうまくいったなと自負。
第7番 「ワタシ色の物語」
知人から結婚式の披露宴で歌うオリジナル曲を作って欲しいとのリクエストで作った曲。
その時は単純にメロディと歌詞をデモテープに入れて渡しただけで、ちゃんとした曲にはしてなかったが、今回、アレンジして作品にした。実験曲として、ボカロにハモリをさせてみた。音楽知識が乏しい自分にはハモリの基本知識がなかったので、ワンフレーズずつ地道に音付けをしていった記憶がある。ラストにSEを初めて使ったのもこの曲。
第8番 「思い出だけ輝いて」
発表順では8番目であるが、GarageBandで製作したのは一番最初の曲。
フォークソングなのでコード進行も簡単なので、DTM初心者として最初に打ち込むには一番良い素材だと思い、この作品から手がけた。試行錯誤で打ち込んだが、なかなか思い通りにいかず、途中で何回か放置した。曲そのものは30代に作ったもの。
まだ、スマホの無い時代。地方の高校生が、東京から流れてくる深夜放送に東京への憧れを強くしていた頃のお話。思い入れはかなり強く、後に2021版としてリメイク版を発表している。
第9番 「逆光線Ⅱ」
夏うたを作ろうと思い立ち、夏ならやっぱりサザンでしょ!と作った曲。
バンドの楽器音にできるだけ寄せながら楽器編成をしてみた。ボカロのハモリで始まり、ドラム強めの演奏、エレピアノの間奏、全体はギターでまとめる。サビのフレーズは歌詞も含め自分でも気に入っている。
タイトルにIIと付いているのは、逆光線にはオリジナルがあり、そのモチーフをそのままに曲を作ったので二番の曲の意味がある。この曲も、キーとピッチを変えた2021年リメイク版を作っている。
第10番 「今日か?明日か?(ボクの小さな決意)」
曲を作るときに、同時に2曲浮かんで同時進行させることがある。
この曲ものちに発表する「SAKAMICHI2021」と同時進行で完成した。「SAKAMICHI2021」はその後アレンジの変更などがあり、発表はだいぶ後になった。
この曲には明確なモデルがおり、NG46の齋藤飛鳥を主人公の彼女にしてストーリー(歌詞)を作っている。それゆえ、タイトルの読みは「キョウカ?アスカ?」が正解。