当サイトのYouTubeチャンネルでは、オーディオシステムの状態を表現するために、空気録音動画を数多く(という程でもないですが)公開しています。これは、海外や国内のオーディオショップやオーディオマニアがやっているものを見ていて、自分でも試したら「面白いな」と感じて続けているものです。広く公開まではしなくても、FacebookやTwitterで仲間内に公開している方も多くいらっしゃるようです。
私自身、ロッシー圧縮音源のSNSに空気録音を上げてもオーディオのチェックなんて無理だと最初は馬鹿にしていました。もちろん、録音状態によって「全く分からない」ものから、こちらのケンリックサウンドさんの動画などはよく出来ているものなど、少なくとも雰囲気は分かるものなどもあり、意外と参考になったり聴いていて楽しいと思います。
空気録音用に著作権フリー音源を作りました
正確にいうと、同じYouTubeチャンネルで、オリジナルボーカロイド曲を公開してもらっている、マエストロTacky 氏に依頼して作ってもらいました。
市販のテストCDなどでは著作権が課題に
大昔から、オーディオテスト用の音源は、レコードやCDなどでオーディオメーカーやオーディオ誌より数多く発売(中には本や雑誌の付録も)されていますが、大抵著作権を放棄していないため、NET上の情報発信には使いにくいと思います。そこで、こうした「著作権フリーのオーディオテスト音源」を配布することに思い至った次第です。
デジタルシンセサイザーによる音源ですが
マエストロTackyは、DTMのクリエイターなので、今回はシンセサイザー音源となります。オーディオチェックには生音が望ましいのですが、とはいえ、今のポップスに多用されているシンセサイザーの音が綺麗に聴こえないと、生音以前の問題になるかと思います。
原理的に、アコースティック楽器や電子楽器と違い、一旦スピーカーやマイクを通すことがない音源なので音の鮮度は安定しています。通常、楽曲に入れる際は、それでもデジタル上でエフェクトを多用するのですが、今回はあまり使用しない、オーディオシステムのチェック用にまとめてもらいました。
ですので、アコースティック楽器に模した音がそれっぽく聴こえるかをチェックしてください。また、測定機による比較用にも使用できると思います。こうした音源で期待する音が再現できてから生楽器のチェックに移る、いわば第一段階の音源とご理解ください。
使用条件
商用非商用を問わず、特に制限はありません。加工しての再配布も可能です。事前の許諾申請や連絡は不要ですが、可能な場合は以下のクレジットを表示ください(YouTubeの概要欄等)
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オーディオテスト音源提供:(C)マエストロTacky(https://globalaudio.info/page-2358/)
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※多少の書式の変更は問題ありません。
こちらからダウンロードしてください
ファイルは、44.1kHz/24bit のwavファイルになっています。
ドラムソロ>>ベースソロ>>エレクトリックギターソロ>>電子ピアノソロ>>デジタルシンセサイザー>>全体MIX という流れで進行しています。
さっそくサイトでご活用いただきました
オシャレなオーディオ情報サイト兼ネットショップの「OrdinarySound」さんが、ルーム補正の実例として活用いただきました。内容も参考になるかと思います(2022.6月追記)。
生音編も作りたいと思います
今回のチェック音源が、導入タイプとすると、その後の本格的チェック用の音源も欲しいと思っています。すでに、現代音楽のクリエイターなどに声をかけたりしていますが、そうしたことにご協力できる方がいらっしゃいましたら、こちらの問い合わせフォームか、コメント欄への記載をお願いします。
多少の宣伝効果はあるかと思いますが、基本、ボランティアとなります。
また、別のところで、こうした使えそうな著作権フリー音源をご存知の方も、当サイトでもご紹介していきたいので、是非お知らせお願いします。
当サイト独自の生演奏曲の配布も始めました
マエストロTacky氏について
詳細は
最近、チャンネル登録700人突破記念動画で、生ピアノと生歌のバージョンを公開しました。作品例としてぜひご覧ください。
おススメ空気録音
百十番の空気録音
その他にも、百十番のオーディオ情報発信チャンネルにはクラシックほかいろいろ公開しています。
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