フルサイズのサブカメラでは、カールツアイス・イエナのパンコラーがエースに
サブとして導入したCANONのEOS・D5は、かなり年季の入ったフルサイズ・デジタル一眼レフです。発売は、 2005年(平成17年)で、執筆時からすると18年前の製品。画素数も1280万画素で、今からすると機能含め物足りないのですが、実用的には充分な性能でもあります。
オールドレンズを深堀する上で、これまで使っていたAPS-Cセンサーカメラに加えて、どうしてもフルサイズが欲しかったという事で導入しました。実用的な性能で、最も安く入手できたということが、選定上の最大要因でした。
CANONというメジャーなメーカーで、マウントもEFマウントというメジャーなマウント。しかも、フランジバックの関係で、マウントアダプターが薄くて安いというのも購入理由でした。但しこれはあてがはずれて、後々、デジタル一眼レフの欠点を思い知ることにもなりました。
CANON 5Dは、ミラー落ちというリスクのある製品
CANON 5Dについては、「ミラー落ち」というリコールに発展した問題点がありました。これは、シャッター回数が増えるにつれて、ミラーが重みに耐えかねてずり落ちるという問題点です。
中古で購入するので、この問題点を、メーカーの無償修理を受けた「対策済」に絞って購入するか、リスクを覚悟で購入するかの2択がありました。すでに無償修理期間は終了しているため、症状が出たら自分で修理するしかありません。
ミラー干渉という致命的な欠点を見逃していた
ミラー落ちに気を取られて、もう一つオールドレンズ使用には致命的な「ミラー干渉」という問題点を見逃していました。
これは、オールドレンズなどをマウントアダプター経由で装着しても、レンズの後が一定以上出っ張っていると、シャッターを切ったときにレンズとミラーがぶつかるという厄介な課題です。
感覚的に、マウントアダプターよりも(特に無限大で)レンズの構成部品が出っ張っていると、その問題を生じます。腕に自信のある方は、やすりでその部分もしくはミラーの一部を削る(可能な場合)というウルトラCをされているという話もあります。
どのオールドレンズがダメで、どれならセーフなのか、網羅的に情報を集約した資料及びサイトは国内にはありませんでした。唯一、海外のサイトでこれをまとめたサイトがあり、それがこちらです。
手持ちのオールドレンズで、使用できたのはパンコラーと、ニッコール・オート・H・50mmf2.0の2つだけでした。
元エースのプラナーが使えない
自分の中では打ち止めとして購入したエースの「オールドレンズの帝王」こと、カールツアイス・プラナー・50mmf1.4T*MMJ(Y/C)は、惜しくも使えません。上記のサイトでは「削る」という選択肢があり、やすりを持ち出して少しにらめっこしました。結局、自分の不器用な腕前では、壊してしまうリスクと感じて、これは思いとどまりました。
調整レンズによりミラー干渉は回避できたが
諦めきれずに調べまくり、たどり着いたのが「調整レンズ」です。Y/Cレンズを一度マウントアダプターでニコンのFマウントに変換して、それをCANON 5Dに装着する方法です。
フランジバックの長さの関係で、Fマウントに変換するためには、調整レンズ入りのマウントアダプターを使う必要があります。
ここから先は、いずれ別の記事にまとめたいと思いますが、結論としては、この方法ではプラナーの性能を納得レベルに使うことはできませんでした。
というわけで、ニューエースのパンコラーで街スナップに
小田急線の祖師ヶ谷大蔵の駅を出ると
そこには、早くも結構なサイズのウルトラマンの像が出迎えてくれます。
平日の昼間でしたが、そこそこ賑わっていました。
けやきロード祖師谷と祖師谷住宅
商店街は、メインストリートが縦と横に伸びていますが、縦方向の終わりかけたところには「祖師谷住宅」という有名な公団の年季の入った団地があります。世田谷の一等地にある賃貸料の安い公団住宅なので、入居者は容易に引っ越せず、建物も入居者も高齢化し、地域課題になっているそうです。
そこには、立派なケヤキ並木があり、その入口には「けやきロード祖師谷」というかわいい商店街もありました。
路地の横丁には小さな飲み屋街の「まるよし横丁」
他にも名前の書いていない横丁もあって味があります
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