YouTubeで、2020年よりクオリティの高いオリジナル曲を発信しているマエストロTackyのリリース曲の紹介(Self liner note)ページです。
第8期(第71番~)のオリジナル曲
第71番「まぜるなキケン」
この作品のタイトルと歌詞は半年前に原型が出来上がっていて曲は前作の「遠い記憶2024」とほぼ同時に完成した姉妹作品。作品の構成が似ているのはそんな理由からかもしれない。
曲は何パターンか試作してみてサビが一番しっくりくるモノに決めた。アレンジをあまり考えていなかったので、時間がかかり発表の順番が後になった。
テーマはドロドロしたモノなので、暗くない曲調でところどころに不安定なコードを散りばめる手法を試みている。いずれは、アレンジも変えて生歌でのリメイク版にしたら面白い作品になるかもしれない。

第72番「理不尽な方程式」
世界中でキナ臭い話が増えてきて、金の値段が高、国防株が上がり出すこの頃。大きな戦争にならないことを祈りつつ作品にしてみた。目標は当然「イマジン」だが、作品の出来は程遠いものになった(笑)
口ずさめるように曲も、あまり起伏を多くせず、アレンジもシンプルに楽器数も当初の予定よりも減らしている。曲のタイトルは戦争(W)と平和(P)の割合が決してイコールではなく、平和を望む人が圧倒的に多いはずなのに戦争と戦争のわずかな期間が平和でしかないという理不尽な現実から来ている。
自分の性格から、素直に平和を祈る曲は作るとお尻がむず痒くなるので、エンディングはそんな綺麗事をいくら唱えても現実には銃声にかき消されるという終わり方にした。

第73番「優柔不男子」
自分の作品には、気の弱い優しい系の男子が主人公の作品が多い。作っている本人がそっち系だから自然と歌詞が偏るんだなあと思う。むしろ自虐を込めてタイトルを優柔不断な男子を縮めて「優柔不男子」と名付けた。
曲は単純なコード進行。取り立てて特徴はないが、ウォウウォウの部分は、ちょっとコーラスを凝ってみた。体調不良で制作スケジュールが詰まってしまいあまり凝ったことのできない作品になった。いつかリメイクできればと思っている。

第74番「ポッペンパンノキ」
かなり特殊な成り立ちでできた曲で、メロディより先に伴奏ができた曲。
なんか面白い伴奏だなあと思いそこにメロディを考えてコードに当てこんでみた。メロディを考える時に仮の歌詞で適当にはめておいたポッペンパンノキと言うフレーズが頭から離れなくなってしまい、結局正式採用となった。
広い意味では童謡になるのかもしれないが、そこに社会風刺など微塵もない事は自信を持って言っておきたい。ただただ、リズムとメロディを楽しんでいただければと思います。
