第3期(第21~30番)のオリジナル曲
第21番「あらかたの青春はカッコ悪いもんだ」
百十番氏から曲のリズムがアタマ打ちばかりだからアフタービートとか工夫をしては。とアドバイスをもらい、構成する楽器の種類も変化を加えてみた作品。意図通りにはできなかったが、この年の夏に発表した3部作の第一弾となった。
サビが別の曲用に作っていたものだったので、キーがまるで合わない事に気づき、どうやって繋いだものか悩んだきおくがある。コード付けにはあまり悩まず、シンプルコードをつけて行くのだが、この作品にはうまくコードがはまらず、いまだに正解かどうかわからないフレーズもある。この辺が素人の限界だろう。
夏の眠れない夜に変な昔の記憶ばかり浮かんで余計に寝れなくなる。そんな体験を元にして作ったラブソング。
第22番「ブレないココロ」
夏の3部作の第2弾として発表した作品。曲によっては途中まで作って行き詰まり結局保留になるものもあるが、この曲は頭から最後まで始めから決まっていたようにスラスラと出来上がった記憶がある。
巷であるアニメが大流行していて、本人はそんなつもりはなかったが、曲も詩もなんかアニメソングみたいになった。歌いやすい曲という意味では作品の中では上位になると思う。コード進行も素直な流れのせいで、ベースランが予想以上に効いている。
この作品は、YouTubeチャンネル登録者100名突破を記念して、生歌とアレンジを外注したものを作っている。聞き比べるとやはりそれなりのアレンジでそれなりのボーカリストが歌うと、曲も違ってくるなあと感じずにはいられない。
第23番「perfect world」
夏の3部作の第3弾として発表した作品。
本棚に中学校の音楽の教科書が見つけて、パラパラ見ていたら、「シンコペーション」という技法を見つけた。見つけるとやってみたいというのが人の性というもの。その目的もあって作った作品。コンセプトは「中2病のゲームオタクはAIヒツジの夢を見るか?」中2病とゲームオタクをテーマに設定。これはかなり前から設定の一つとして用意していたが、なかなか具体化せずに保留になっていた。
今回面白い曲ができたので、オタクの歌詞をつけて本作品として発表となった。問題のシンコペーションはサビに使用して、前ツッコミのような歌いかたをボカロにさせている。
第24番「ユウワク」
昔、彼女のために作成した曲。作って渡した時の反応は「ふーん」。それはともかくメロディラインをキーボードで作った初めての曲。
皆さんも曲を鍵盤楽器かギターで作ることが多いと思うが、出来た曲に作曲に使った楽器の特徴が出るものだと思う。鍵盤楽器は隣の音へメロディが移行していくパタンが多く、ギターだとコードの和音内で音が移行するパタンが多い。もちろん演奏技術が長けていれば、そんなことはないのかもしれないが。少なくとも自分レベルの者が作ると、鮮明に出る。
オリジナルはもう少しテンポが早かったが、「ユウワク」というテーマに合わせてミドルテンポにしてみた。もう少しささやくようなボイスを望んでいたがそこまでの修正技術がなく諦めた。
2021年に本来のテンポに戻したリメイク版を出している。こちらはバンド演奏の体をなしたアレンジになっている。聴き比べてみるのも一興か。
第25番「フレームアウト」
発表は25番目になっているが作品としてはかなり古い。吉田拓郎先生の影響が強い頃の作品で、元曲はもっと癖のある歌い方、いわゆる「たくろう節」で歌われているフォークソングだった。
歌詞が年末の風景と別れ話という組み合わせなので、思い切って賛美歌のようなコーラスとストリングスでまとめたバラードにしてみた。
この作品では、主人公の男性よりも彼女の方が前向きで明日をしっかり見ているという設定。だから、男性は立ち止まって話すが、彼女は振り向きもしないで話す、作品「季節に刻めば」とは全く逆の立場の設定になっている。
動画は年末の風景を中心にカラーから色を抜いて特定色だけ残すパートカラーを採用。冬の寒々とした雰囲気を醸し出している。
第26番「おひるね」
小さい時から子供のように可愛がっている、友人の娘さんが、結婚して二人目の赤ちゃんの出産準備で入院した際、上の2歳の男の子が留守番で寂しがっていると聞いて、その子のことを歌にしてプレゼントしたもの。
お母さん目線で、2歳の子供の成長を思う気持ちを歌詞にしている。メロディは自分の作品の中でもほとんどないくらい珍しい3拍子。メロディラインもアレンジもシンプルで覚えやすいように作られている。
第27番「この星によくあるエピソード」
クリスマスソングを作ろうかなと思い作り出したが、この季節にクリスマスソングはベタすぎるなと思い「ジングルベル」とか「サンタ」とかクリスマスそのままの言葉は入れずにクリスマス的な雰囲気の出る歌詞を作成。
歌詞の内容も脳天気なハッピーソングにはしないようにした。曲は秋頃からクリスマスっぽいメロディを創作。先にサビができて、他のメロディを付け足していった。クリスマスシーズンにギリ間に合って発表となった。
発表時から評判が良く、この曲が一番好きだという評価をいただくこともある。本人は出来はともかく期限に間に合わさなければと焦って作っていた記憶だけが残っている作品(笑)
第28番「明日の空を迎えにいこう」
年も明けたし、ちょい景気のいい曲でも作るかなと制作に取り掛かった。
ギターで何度もリフレインするメロディだけができていて、そこから曲にしていった。歌詞はあまり良いものが浮かばず、偶然フェイスブックでみた上田貴史先生の詩のフレーズを一部いただいて作成(もちろん許可をいただいています)。特に「世界の真ん中突っ切って」というフレーズが気に入って引用させてもらった。
勢いだけの曲なので、途中に小休止のようなワンフレーズを入れてみた。
第29番「コーヒーとミルク」
自分の気に入っている作品と、評判が良い作品は必ずも一致しない。この作品もその例の一つ。
作った本人は、昔作ってほったらかしになっていた曲のフレーズをなんとか形にして、そこにセブンイレブンのカウンターでコーヒーを飲んでいた時に思いついた「白と黒が混ざり合う」というフレーズを「都会の生活に馴染む」意味にあて込んでみた。
本人は、次の作品までの繋ぎみたいなつもりで発表した作品だったが、思った以上に評判が良い作品になった。 出来上がったメロディが綺麗だったので、ピアノの伴奏にするかギターのアルペジオにするか最後まで悩んだ。今回のバージョンではドラムは外してある。
第30番「すたーと らいん」
桜の季節にさくらの唄というのもベタだと思い、進学して新しい学校へと向かう初日。そんなシチュエーションで作品に仕上げた。
当初曲は夏ごろにほぼ完成していて、一旦別の歌詞がついていたがしっくりしていなくて、保留になっていた。メロディが柔らかいので歌詞も包み込むような歌詞を考えていたが良いテーマがなくて、年を越すことになった。 結局、このテーマに出会うまで半年かかった。
男声と女声のボカロのデュエットになっているのは、主人公の女の子の両親という設定もあるが、曲のキーがボカロの歌唱範囲にうまく合わず、高音部を男声ボカロに低音部を女声ボカロに任せるという苦肉の策でもある。