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日本未上陸(2011年5月現在)メーカー「IMAGE AUDIO」

広州の真空管アンプメーカー発見

広州市海珠区にあるオーディオ専門店が終結するビルの高盈電子城の集結がほぼ終わりかけた時に、飛び込みで取材許可をいただいた中古ハイエンド機器専門店の振輝音響さんにご紹介いただいたのが、同じフロアにある「IMAGE AUDIO」さんです。

同じフロアのよしみで取材許可も取っていただけました。

他の店に比べて、広いです。

3~4店舗分をつないだ様な立地でどこが入口なのかも一見したところでは判らずとまどってしまいます。

そして、この店は何がメインなのかも良く分かりません。

新品らしき真空管アンプがたくさん飾られています。スピーカーもいっぱい。スピーカーユニットのコーナーもあります。

ユニットのメーカーを見ると、ヨーロッパの良品系のものが目立ちます。

先日筆者が横浜ベイサイドネットさんで試聴を重ねてツイーターを購入した、SEAS(ユニットのOEMでは世界的大手メーカー)なども扱っていて、これだけで好感が持てます。音を聴く前から信頼感が持てて期待大です。

 

さっそくお話を伺うと

 

早速お話を伺いました。

写真中央が主にお話を伺った店長さん(たぶん)で右の女性が社長の李梅花さんです。

ついでに右側の背を向けている男性が近くのショップの方でオーディオ好きで話が弾みました。左は通訳の周くん。

ここは単なる店舗ではなくて、れっきとしたオーディオメーカーのショールームを兼ねた店舗だそうです。

どうりで広い。

自社生産の真空管アンプやオーディオ機器に加えて、ヨーロッパのスピーカーなどの輸入総代理店もやっているとのことで、どうりでいろいろなものが置いてある筈です。

 

試聴させていただきました

写真のメイン試聴コーナーにあるのは、SEASの20cmコアキシャルを使った(フロントロードですね、形はタンノイっぽくてかっこ良い)スピーカーと自社製300Bシングルの組み合わせです。

真空管アンプファンとしては、結構定番の安心して聴ける音です。

オーディオ的に至極全うで、大体、基本設計がしっかりしていてまともな部品を使えば、真空管アンプは良い音になるというのは、筆者を含めたマニアの一致した見解だと思います。

驚いたことに、アンプなどの設計は社長が手がけているそうです。

ホントかな(失礼)。

 

創業者はお父様

約20年前に創業したのは、現社長のお父様だそうで、その方のことではないのかな(通訳ミス)と類推したりしています。

個人旅行なので正規のビジネス通訳は雇えず、学生アルバイト(現地の大学の日本語学部の学生だそうです、息子や娘にしたいような好青年ばかりでした)にお願いしたので、その辺りはご愛嬌。。

現在数十人規模のメーカー兼輸入代理店で、主な市場は広州のほか、上海、杭州、湖北省、雲南省、香港、ベトナム、シンガポールだそうで、ここでも日本人の客(というより取材ですが)は初めてと言われました。

欧州のSEASやSCANSPEAK、vifaの他にもアメリカのCMCの代理店をしており、珍しいところでは真空管のソケットなどパーツも扱っているとの事でした。同社のホームページにあるオランダ製純銀エナメル線で巻いた出力トランスというのは、自作派としてもとても気になります。

自社生産の真空管アンプは、中国製で一般的なプリント基板を採用したものでコストパフォーマンスに優れ、主な価格帯としてはEL34ppが日本円にして約11万円程度でしたのでコストも魅力的ながらラインナップも豊富。音も引けを取りません。

 

持参したCDが珍しがられ

音もまともなので、持参したCDを次々聴かせていただいたら、居合わせた近くの店の人がいたく感激して、それらのCDの大部分を買い取りたいという申し出がありました。

帰国すればアマゾンですぐに買えるような(主にSACDハイブリッド版)ものなので、その位の値段でお譲りしました。

広州ではなぜかSACDがあまり普及しておらず、「SACDで聴くともっと良いですよ。

さらにマルチで聴くと驚くほど良いですよ」とアドバイスさせていただきました。

 

日本未上陸なので

こちらの製品も、訪問時では日本見上陸でしたが、そのうち日本でも販売されるようになれば、間違いなく人気が出ると思います。

どなたか代理店をやりたいという方がいらっしゃれば、相談に乗りますよ。

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