伝説の中華デジアンNFJ仕様FX-202j最終ロットに次世代電源のGaNアダプターを使用してみました

記事中リンクにはアフィリエイト広告が含まれます。運営費一部補填と、紹介製品の実勢価格・詳細確認が目的で、アフィリエイト目的のサイトではなく、編集方針はそれらの影響を受けません。

中華デジアンにGaN充電器を使ってみたので、そのご報告です。

(本記事は、SNSなどに投稿した内容を加筆・再編集しました)

音楽専用PCの電源として高音質・安定稼働ができた

以前、ファイルウェブコミュニティやYouTubeでも情報発信しておられる、熱心なPCオーディオ研究家のMFさんにも問い合わせをして、音楽専用PCにACアダプターとして、次世代電源のGaNを試してみました。

GaNは、窒化ガリウム充電器です。

専用PC(Roon ServerとRoon Bridge)の電源として使用すると、噂通り従来のスイッチング電源ともアナログ電源とも違う、すっきりした音質傾向を感じます。
小型で、高効率、比較的安価に導入できるというメリットもあって気に入りました。

試したのは、以下のような専用PCです。

Roon Bridgeはこちらを使いました。

Daphilleを使ったオーディオ専用PC

デジタルアンプの電源として試してみると

小型PCでの安定高音質が確認できたので、今度はデジタルアンプに試してみました。
手持ちのNFJ仕様FX-202j最終ロットが12Vで動作しますので、これを使用しました。同じものがもう1台あるので、成功すればデュアル化も進められます。

FX-202j

アンプも問題なく安定運用できて、PC同様に次世代電源特有のスイッチングACアダプターともアナログ電源ともキャラの違う音質が楽しめる感じです。

デジタルアンプのデュアル化を説明した動画を公開しました>>

使用方法の説明

念のため使い方を説明しておきますと、GaNは現在、充電器として販売されていて、PD(パワーデリバリー)の充電器というものです。

これがちょっと(私にとっては)当初理解するのに難しく、下手にググると「規定された以外の使い方をしてはいけない」などと脅されてしまいます。
ですが、ちゃんとアマゾンなどには、PD非対応の機器用の「トリガーケーブル」というのが使いたい電圧別に販売されていました。

「トリガー」という語句がこれまた頭を混乱させるのですが、「きっかけ」とう本来の単純な解釈をします。
つまり、12VのACアダプターとして使いたかったら、充電器に12Vを出力する「きっかけ」を与える専用ケーブルを使えば良いわけです。
電圧はいろいろありますが、12Vか20Vがアンプには良いかと思われ、当方は12Vで使いました。

私はリーズナブルな61Wのものを使っていますが、100Wのものも販売されていて、アンペア数は充分です。

最大61W出力のUSB PD対応ACアダプター「BAC-PD60W」
価格:2480円(税込、送料無料) (2021/1/15時点)楽天で購入

ラズパイオーディオと組み合わせて鳴らしてみた

折角なので、おもちゃ系オーディオ機器の組み合わせで鳴らしてみようと、久々に
ラズパイを引っ張り出してきて、鳴らしてみました。

ついでに、空気録音もしてYouTubeで公開しています。

お遊びで試したのですが、メインシステムを凌駕しているかもと戸惑っています。
興味のある方は、追試してみて下さい!
GaNは、小型軽量なのもメリットです。

(上記動画は、シリア, 北朝鮮, キューバ, イランでは、音源著作権者の意向によりみられなくなっていますのでご注意)

ケーブルはこれ(WITRN PDC003 USB-C PD トリガーケーブル)を使いました。

こちらのトロイダルコアを、アダプターと機器の間のケーブルに3巻きして併せて使うととても良いようです。(すでに品切れのようなので、代替品も紹介しておきます)

その後について

とりあえずアンプ1台構成でとても良い感じなので、もう1個GaN充電器を追加購入しました。これで、都合4個目となります。

まだ、鳴らし始めのエージング状態ですが、デュアルアンプ構成にしています。

デュアルアンプというのは、ステレオアンプの片chのみ結線して、片側を遊ばせておく方法です。(遊ばせた側はショートピンで入力端子をショート)

普通は、バイアンプで今時のスピーカーのバイワイアリング端子を使って、高域と低域でそれぞれ割り振る方法がポピュラーで、確実に効果も見込めるのですが、わたしは、デュアルアンプの方がより高い効果を感じています。

以前、高級デジタルアンプのメーカーであるSPECさんの試聴会にお邪魔したことがあるのですが、こうした複数のアンプの接続方法をデモされていて、デュアルアンプのメリットを感じた次第です。

もう一つ、BTL接続してステレオの出力を合算する方法がありますが、今回使ったアンプはすでに内部(チップ段階)で、BTL接続が成されており、この方法は使えません。

エージングが終わったら改めてご報告します。

→エージングは終了して、やはり効果は高いです。1台だけで使うより聴いてすぐ違いが判るほどの変化があり、奥行き感や安定度が増します。アンプやアダプターが安いので、気軽に試せてとてもおススメかもしれません。D級アンプを使用している方(それ以外の方式はバイアンプの方が良いかも)は、ほぼ間違いなくバイワイヤリングなどよりも効果があると思います。

高音質GaN電源アダプター
送り出しPC(ROON Bridge)とデジタルアンプ2台で合計3個使用しています

20Vだとこんなケーブルも販売されています。

コメント 他者への誹謗中傷はお控え下さい