励磁スピーカーを扱うオーディオショップ
(2020.3追記)良い店(マニア的に)だったのですが、やはり一般受けはしないようで、現在は営業されていません。最近の検索でもヒットしないので。以前通りかかったら、建物はありましたが、使っている様子はなかったです。記録としてページは残しておきます。
この頃は、励磁(フィールドコイル)スピーカーを安く入手して、何とか上手く鳴らそうと必死だった時代です。そんなころ、車で1時間程度の距離に、フィールドコイルスピーカーを多く品ぞろえしたオーディオ専門店ができたのは福音でした。事前にメールでアポを取って、当方のサイトについてもご説明したうえでの訪問でしたので、丁寧にご案内いただきました。
八王子のムラウチ家具の中に出来たオーディオショップSAND GLASS
2Fの励磁スピーカー専門試聴室で各種励磁(フィールドコイル)スピーカーを聴かせていただきました。
上がWE(ウエスタン・エレクトリック)の復刻版、山形のGIPラボラトリー。下は小型フルレンジの励磁スピーカー、山梨のフィートレックス。他にも励磁型スピーカーが各種試聴できます。
自分でも励磁型を鳴らしている百十番にはとても勉強になる貴重な空間です。(東京の宝!いや国の宝です)
電圧による音の違い、圧倒的な音のスピード感、ログハウスの豊かな響きなど参考になる要素があふれています。特製オーディオボードもすぐれものでした(安かったので購入しました)。
フィートレックスの強烈なインパクト
特にフィートレックスのコントラバスのような箱に入ったスピーカーでチェロを聴かせていただいた時のインパクトは凄かったです。まるで、スピーカーがチェロになって自動で演奏している不思議な機械のようで、何だかジブリの映画のようですね。弦楽器を自分で演奏される方に人気だそうです(納得)。
オーディオの商売は大変
(2020.3追記)オーディオの世界は、商業的には皆さん大変ですね。
オーディオ以外もそうですが、コンセプトのしっかりした自分好みの店は、大衆受けしないようで(つまり私が変わり者だという事かと思いますが)長続きしない傾向があります。ただし、その後はECとかに道が広がり、無店舗系は以前よりもいろいろと楽しい店が増えていると思います。
ただし、オーディオは音を聴くのが重要なので、やはり実店舗は有益です。特に、励磁型(フィールドコイル)スピーカーは、普通の人なら意識して聴くのは一生に一度歩かないかではないでしょうか?以前は、安田ホールとかちょっとしたホールにもあった(PA用?)のですが、改装で当然ながら普通のものに変わったそうです。
フィールドコイルスピーカーのすそ野は拡大?
(2020.5追記)一方で、フィールドコイルスピーカーは、以前よりも新しい製品も見かけるようになって、良い傾向だと思います。スピーカーそのものもさることながら、スピーカーの電源がキーパーツになるので、この頃は、いつも電源回路のことが頭にありました。熱病のように。この店で入手したオーディオボードは今でも健在で、PCの下とSRCの下に敷いています。PCは、おかげで調子が良いです(??)。
励磁(フィールドコイル)スピーカーの音の核心を確信
(2020.5追記)今回の訪問で、ますます核心を強くしました。自分でも調整を進めている音の方向性に間違いはないようです。とにかく、磁力が圧倒的に強力なので、コーンの動きが強烈です。コーンタイプのスピーカーは、コーンを磁力で動かす原理ですが、ここが強力なので、コーンの動きの行きと戻りが通常のスピーカーに比べて速くてチカラ強い。少し硬い音のように感じますが、注意深く聴くと、硬く感じるのは普段の普通のスピーカーになれている為で、こちらの方がより原音に近い。そんな風に感じます。
結局、手間とコストがかかりすぎる一方で、通常のスピーカーとは傾向が違いすぎて、肝心の自作真空管アンプのチェックには今一つ向かないと感じて、その後、普通のスピーカーに戻しました。
しかし、優れた方式であり、なおかつとても古いスピーカーも参加できるジャンルだと思うので、この方式は、今後も残っていってほしいと思います。
余談ですが、聴かせていただいたこのCD良かったです。
参考記事
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