本物の(偽物注意!)おススメ真空管アンプを価格順にご紹介<2022年版>3万円~7万円台の部

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 先般、おススメの真空管アンプ(パワーアンプ)をご紹介する記事を公開したところ、かなりの反響をいただきました。ただし、前回の記事はやや体系的な解説を中心としたものだったため、今回は購入の検討がより簡単になるように、価格別に並べて(安い順)簡単な紹介を加えてみました。

※自動車のエンジンが排気量や方式(4サイクルだV6だとか)によって価格差が生じるのと同じように、出力管や方式(シングル・プッシュプルなど)で価格差が生じる訳ですが、取りあえず無視して入手コストで比較しています。

 もちろん、商品はリンクをたどって購入できる(購入ページに移動できる)ようにしています。

※価格は執筆時現在(2022年9月)の価格。

 ちなみに、あえて「本物の」と付け加えているのは、ニセモノが存在するためです。ご注意ください。

おススメ真空管パワーアンプ<価格・安い順>

第1位 Hydra Ace HA-GF68 「EL34シングルアンプ」

(2024.10加筆更新)

すでに販売終了の為、後継商品の販売ページへ>>

48,888円(税・送料込み、ポイント還元489ptあり)

 日本のアマゾンで(執筆時現在)販売されている製品です。中国深セン市にあるショップ(Hydra stone)が直接出品している製品で、本製品も中国製と思われます。

 製品自体には残念ながらまだamazonの評価が付いていませんが、ショップ自体は四つ星以上で、オーディオ・音響機器を中心に多くの製品を扱っているようです。

Hydra Ace HA-GF68のポイント

  • 「EL34」(日本名6CA7)という伝統的な有名音響用真空管が出力管になっていて、信頼性・入手性が良い。
  • 前段管と整流管は、中国オリジナル管でコストを下げている。
  • 整流管による電源方式は、真空管アンプの音質面でも評価が高い。
  • 前段管の6N1は、ビンテージ管との押し替えも可能で、これを用いたプリアンプが高音質と話題になったことも。
  • 一般的なスピーカー&部屋なら充分な8W×2の出力
  • プリント基板空中手配線が併用され、廉価品にありがちなオールプリント基板の製品ではない

第2位 Oldchen el34 「EL34シングルアンプ」

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本体24,828円+送料10,262円-クーポン438円=合計34,652円
※(2024.10加筆)価格などは改訂されています、リンク先でご確認ください。

 中国の大手ECサイトで販売されている商品です。海外(韓国やロシアなど)含む商品評価では4.2/5.0(レビュー17件)と高評価になっています。中国製です。

Oldchen el34のポイント

  • Blutooth5.0が使用できる。
  • 前段管が中型のST管で見栄えが良く、ビンテージ管(6SN7)とも押し変え可能。
  • 整流管もビンテージ管と押し変え可能な5U4G
  • 一般的なスピーカー&部屋なら充分な10W×2の出力

その他、1位のHydra Aceとの共通点として

  • 「EL34」(日本名6CA7)という伝統的な有名音響用真空管が出力管になっていて、信頼性・入手性が良い。
  • 整流管による電源方式は、真空管アンプの音質面でも評価が高い。

第3位 Reisong A10「EL34シングルアンプ」

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51,019円(税・送料込み、ポイント還元510ptあり)※執筆時現在

 日本のアマゾンで販売されており、出品は中国の佛山市(深センの近く)の企業。アマゾンの評価はショップは四つ星以上ながら、商品は3.6/5.0(12件)とやや低いが、配送中の破損やそのアフターフォローで評価を下げているようです。製品や音質の評価は悪くないようです。

 余談ながら、Amazonの中小出展社(特に海外)は、のらりくらりと商品交換などをかわそうという姿勢が見られ、見つけにくいですが、Amazonのサポートページから追求していくのがおススメです。

Reisong A10のポイント

  • 1、2位の製品と同じEL34シングルながら、見た目からして少し高級感が加わっている。
  • 空中手配線で、真空管アンプとしては理想の配線方式。
  • 前段管は中国独自規格(あるいはソ連と共通)6N2JというMT(小型管)で互換球の情報などが少ない。整流管も同様で情報が少ない。
  • 出力は6W×2で、1、2位の製品より少ないが、出力をやや犠牲にして高音質を狙った回路、または設定である可能性もある(それぞれの販売ページに回路が明示されていないため断言できない)。
  • 出力トランス(真空管アンプの性能・音質を大きく左右する最重要キーパーツ)が、やや高グレードなものと思われる。

第4位 BUTLER Vacuum 6W MK2 「6BQ5(EL84)シングルアンプ」

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59,400円 (税・送料込、ポイント別)

 アマゾンの評価では4.5/5.0(33件のレビュー)で、楽天市場や家電量販店でも扱っており、これまでの中国製品と比較すると安心感が高いと思われます。

BUTLER Vacuum 6W MK2のポイント

  • これまで紹介した製品と違い、6BQ5(欧州名EL84)というMT管(小型管)のシングルアンプ。
  • 出力は3.5W×2で、小出力なため、セオリー的には低能率なスピーカーや大きな部屋には適さない。
  • 6BQ5は、伝統的でポピュラーなオーディオ出力管で、ビンテージ管含め入手性が良い。
  • キーパーツの出力トランスも、余裕を持った良品と思える。
  • コンパクトなサイズで、スピースファクターが良い。

第5位 TRIODE RUBY「6BQ5(EL84)シングルアンプ」

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76,000円 (税・送料込、ポイント別)※執筆時現在

 国内大手のトライオードの製品です。一般論としたは、中国製よりも信頼性やアフターサービスもはるかに上で、安心できます。パーツレベルでの信頼性も高く、同様に音質レベルも期待できると思います。

TRIODE – RUBYのポイント

  • 「6BQ5」(欧州名EL84)という伝統的な有名オーディオ用真空管が出力管になっていて、信頼性・入手性が良い。
  • 前段管も「12AX7」(欧州名ECC83)というポピュラーなオーディオ用に多用される真空管で、信頼性、入手性も良く互換球も多い。
  • オールMT管(小型管)でキュートな外観。
  • 出力が3W×2で小出力なため、セオリー的には低能率なスピーカーや大きな部屋には適さない
  • 国内ネットショップ以外にも家電量販店やオーディオショップで扱われている場合が多く、メーカーの修理・メンテナンス対応も充実している。
  • 電源は、ダイオード整流の方式だが、素子や回路が・部品が吟味されたものであれば音質的なマイナスはない。

注意)中国製品、中国のショップ扱いにつきましては、自己責任にてお願いいたします。

☆8万円台以上の部は、現在執筆中です。

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